7月28日 晴れのち曇り
朝5時に目覚めた。弱い雨が降っているが、車中泊した人は目的の山に向けて準備をしているし新たに車も駐車場に入ってくる。天気は急速に回復しているようだった。
立山駅周辺を散策したあと称名滝駐車場に向かった。駐車場から称名滝に向かう途中に大日岳登山口があった。一昨日大日小屋に一緒に泊まった多くの登山者がここに降り立った登山口だが、上を見上げて凄い急坂だ。川を挟んだ向かい側の八郎坂登山道は途中のがけ崩れで通行止めになっていた。
展望台に上がって水量豊富な称名滝の迫力と弥陀ヶ原から一気に流れ落ちるハンノキ滝に圧倒された。
山頂から見えた海、今度は海岸から剱岳を見てみたくなったのでカーナビで近くの海水浴場をセットし海岸まで車を走らせた。海岸についたときはく曇って山は見えず九州への帰途についた。
今回の山行を終えて
早月小屋から剣御前小舎までの山行でものすごく疲れてしまった。これは雨の中レインウエアを着た登山でなおかつ雨が上がった後もレインウエアを脱ぐことが遅れたため体力を消耗してしまったためだと思っている。雨やガスの中での登山は非平常なことでありて、余裕を持った慎重な行動が必要だと再認識した。
また、剱岳が持つ岩稜の山のイメージに美しい姿を持った山のイメージが加わった。大日岳山系から見る早月尾根から聳えたつ剱岳、しかも海から続く標高差3000mの景色は素晴らしかった。この景色が表側だとするとやはり裏側も見てみたい。裏剱を巡る山旅をいつかはしてみたいと思うようになった。