北アルプスの山々をメインにパノラマ写真で紹介するとともにパノラマ写真の撮影・作成方法なども紹介しています。

2014/06/23 仙流荘→広河原

(恵那峡SAで車中泊)
5時過ぎに目覚めた。空は曇っているが雨の気配は無さそうな雰囲気で用意していた朝食を済ませて恵那峡SAを6時前に出発。8時前に仙流荘の駐車場に到着、既に数人の登山者が準備をしていた。急いで準備すれば8時のバスに間に合うが、途中で見た道の駅長谷を見ておきたくて引き返した。この道の駅は仙流荘から北沢峠に入る場合には大いに利用できそうだ。

再び仙流荘まで行って支度を整え10時のバスを待った。鋸岳には雲がかかっているが日が差すまずまずの天気に気分も高揚する。
バスは定刻に出発、乗客は北沢峠付近を散策目的のハイカー約10人。ゲートのある戸台大橋を過ぎて登りが始まり、深い谷が眼下となる。名所に差し掛かるとテープ放送を流すのが普通だが、このバスは運転手がガイドを務めてくれる。内容も動植物から南アルプスの地質学的な話までにおよび、乗客の質問にも即座に答えてくれる。
途中、3頭の鹿を見た。乗客は興奮するが、ここでは日常的なことか運転手は淡々と鹿の説明をしてくれた。またビューポイントになるとバスを止めた。今回は仙丈方面は全く視界がなかったが、甲斐駒ヶ岳は何とかその姿を見ることが出来た。マイカー規制でなおかつ無線でバスの位置を管理しおり、対向車を気にする必要がないために出来るサービスだ。
この運転手の説明を聞きながら北沢峠までを楽しく過ごすことができた。

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南アルプスの深い谷間
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鋸岳山頂は雲の中
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バス停車中に見えた甲斐駒ヶ岳
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9年ぶりの北沢峠

 

北沢峠に11時に着いた。9年ぶりの北沢峠、トイレ建屋などを思い出した。山を始めて初の3,000m峰挑戦で仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳に遠征したのだが、天気が悪く両山とも山頂標識の確認だけの山行で感動の記憶は残っていない。

パンの昼食を取って11時20分に北沢峠を出発、背中の荷物は20kgを超えているがダブルストックで軽快に下った。最初に目に入ったのは甲斐駒方面の山なみ、アサヨ峰ではないだろくか。次に見えたのは北岳方面の小太郎山。林道は舗装されてはいるがその脇には所々に花が咲いており写真を撮りながら下っていた。

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最初に見えたアサヨ方面の山並み
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続いて小太郎山

12時過ぎに野呂川出会いに到着、ここから唯一わずかに登るが、深く切れ込んだ野呂川を右に見下ろしながらの歩きとなる。途中、「不老の滝」の標識があり対岸の急斜面に細い滝が見えた。そこから10分ほど歩くと狭い渓谷の向こうに広い河原が見えた。広河原も近い。
広河原峠登山口を過ぎ白鳳峠登山口を確認して13時40分に広河原に着いた。

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林道から見る不老の滝
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狭い渓谷から広い河原に
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広河原峠登山口
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白鳳峠登山口

広河原山荘で当方の計画を話してテント4泊を申し込み、玄関わきのポストに登山届を提出した。期待したコインシャワーはまだ準備出来ていなかったが、四日のうち一日だけは使えるようにしましょうと言ってくれたのが嬉しかった。

テントは日差しでテントの中が蒸れ食料が傷むのを避けるためにテント場中央の大きな木の下に張った。その後時間があるので広河原インフォメーションセンターへ行ってみた。新しい立派な建物で若い係員が一人でいるだけだった。外では雨が降り始めていたので館内を見て回ったが、南アルプスのいろんな情報が掲示してあり興味深く楽しめた。
雨が止みテントに戻って夕食を済ませた。夕食はα米にコーンスープに明太イワシ、デザートにオレンジ、今回の山行も一日1個のオレンジを持参した。夕食のころからまた雨が降り始めたが、予報の天気回復を信じ明日の準備を整えて8時過ぎには眠り込んだ。

6/24(2日目) 広河原→大樺沢→左俣→北岳山荘泊のページへ

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