北アルプスの山々をメインにパノラマ写真で紹介するとともにパノラマ写真の撮影・作成方法なども紹介しています。

2015/07/22 馬場島→早月小屋泊

7月22日 晴れのち曇り一時雨

朝4時過ぎに目覚めると雲はないようだ。携帯の雨雲レーダーで富山岐阜県境で小さな雨域があったが梅雨明けしており天気の大崩れは無いだろうと天気予報は確認しなかった。昨日の早月小屋確認情報でピッケルは車に残したが、室堂に下ることを考えてアイゼンはザックの底にいれた。馬場島荘の玄関にあるポストに登山届を提出して準備完了。

6時前に馬場島を出発した。登山口からはいきなり階段状の急登が始まる。
6時半前に松尾平のベンチ前を通過、この先から樹齢の古い立山杉が現れる。豪雪の影響で枝を曲げながらも大きくなっている姿に逞しさを感じる。

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出発時駐車場から見る剱岳

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松尾平へのいきなりの急登

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松尾平ベンチで見えた小窓尾根

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見事な立山杉

1400mの標識を過ぎたあたりから空模様が怪しくなり、遂に小雨が降り始めた。通り雨だと決め込んで木立の中で雨宿り、雨が止むと進み、また雨宿りと小刻みに雨宿りを数回繰り返し結局雨宿りの時間はトータルで40分を越えてしまった。虹が見えてもう雨はない、次は1600m地点で行動食休憩と意気込んで出発するも3分もしないうちに1600m標識に到着。腕の高度計でも明らかにおかしいと思ったが、ここで予定通り行動食を口にした。

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1300m付近で見えた赤谷山から白ハゲ

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雨が止んで見えた虹

早月尾根の登山道は登りの左手側の猫又山方面の景色が良くみられたが、1900m付近で奥大日岳から大日岳にかけての稜線が見えた。青い空が広がり天気は回復しているかのように見えた。この付近から登山道脇の所々で雪が残っている。その雪を手でかき集めてタオルでくるみ、そのタオルをおでこに巻いたり首にかけたりして早月小屋までの急登を凌いだ。

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登山道から見える猫又山方面のパノラマ(7/22 9:04)

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登山道から見える奥大日岳方面のパノラマ、天気は回復傾向と思われた。(7/22 9:54)

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登山道に残る雪渓

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2224mでの早月小屋。到着時剱岳は雲の中

12時前に早月小屋に到着、このころは既に青空はなく剱岳山頂にも雲が掛かっていた。小屋前でパンの昼食を済ませて宿泊を申し込んだ。この時はまだ梅雨明けで天気は良くなるとの思い込みから、明朝は早立ちしようと朝食はなしでお弁当二つにしてもらった。申し込み後ビールも飲んで完全に休養モードに入り、部屋で漫画本を読み続けた。時々窓から外の様子を窺うが、雲は厚く天気は悪くなっているようだった。

この日は後期高齢者に仲間入りしたというリーダのグループ4人と同宿であった。夕食時のテレビで明日は一日中雨の天気予報に停滞を覚悟した。グループに聞くと明日の雨は昨晩の予報から出ていたとのことで、梅雨明け後は良い天気と思いこんで天気予報を全く確認していなかったことを悔いたが、完全休養日で剱岳登頂に備えると思いなおした。

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夕食後2224mピークからのパノラマ。この時は山には雲はかかっていなかった。(7/22 18:17)

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