北アルプスの山々をメインにパノラマ写真で紹介するとともにパノラマ写真の撮影・作成方法なども紹介しています。

御嶽山噴火の噴煙(2014/09/27)

御嶽山噴火
  御嶽山が噴火した9月27日は荒川岳から赤石岳への縦走中で、小赤石岳への登りの際に雲海の中で立ち上る細い雲の柱に積乱雲にしては小さいおかしな雲だなと思っていました。以降稜線では御嶽山方面はガスで視界がなく、視界が開けた赤石岳山頂でも噴火による噴煙には全く気付いていませんでした。
赤石岳避難小屋で女性登山者に御嶽山の噴火を聞いて赤石岳山頂に登って驚きました。御嶽山からの噴煙は南アルプス北部の山々の向こうを越え富士山の方へと流れており、規模の大きそうな噴火に紅葉登山シーズンに大きな被害が出ていなければと話し合っていましたが、下山して多くの犠牲者が出ていると知りました。お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り致します。

縦走中の御嶽山の噴煙
 御嶽山の噴煙が最初に写っているのは赤石岳への登山道にて12時35分ごろ荒川岳方面を振り返った時の写真です。
赤石岳山頂には14時20分ごろに到着して山頂からのパノラマ用写真を2度撮りました。この時点では噴煙には気付いていませんでしたが、写真には噴煙が写っておりその噴煙は悪沢岳の向こう側を越えるあたりにまで達しています。赤石岳山頂に到着した14時20分の時点で噴煙の先端は御嶽山から方位角で約90°です。
女性登山者から御嶽山噴火を聞いて撮った写真が4番以降です。このときには噴煙は富士山方面にかなり近づいて見えました。16時20分ごろには噴煙の先端は御嶽山から約130°と山頂に着いてから2時間で約40°広がっていたことになります。
噴煙がはっきりと見えているのは赤石岳山頂という高所で東に流れる噴煙を横から見ることができたためだと思っています。
翌28日は赤石岳から聖岳への縦走で赤石岳下りの途中から百間平まで噴火の影響と思われる硫黄臭がしていました。8時40分ごろ中盛丸山山頂に着いたころには噴煙が南アルプスの方へ流れて来ているように見えます。

1.2014/9/27 12時35分ごろ 赤石岳への登山道にて荒川岳方面を振り返った写真

ontake_1s

2.2014/9/27 14時26分ごろ 赤石岳山頂での写真(噴煙方位角約90°)

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3.2014/9/27 14時46分ごろ 赤石岳山頂での写真(噴煙方位角約100°)

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4.2014/9/27 15時55分ごろ 赤石岳山頂での写真(噴煙方位角約120°)

ontake_4s

P1300451m

15時55分 28㎜

P1300457m

望遠 128㎜

5.2014/9/27 16時23分ごろ 赤石岳山頂での写真(噴煙方位角約130°)

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6.2014/9/28 5時54分ごろ 百間平に向かった馬ノ背付近にて硫黄臭あり

ontake_6s

7.2014/9/28 8時41分ごろ 中盛丸山山頂での写真 硫黄臭はなし

ontake_7s

 

動画

1.2014/9/27 14時27分ごろ

2.2014/9/27 14時33分ごろ

3.2014/9/27 16時22分ごろ

4.2014/9/27 17時38分ごろ

 

 

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