北アルプスの山々をメインにパノラマ写真で紹介するとともにパノラマ写真の撮影・作成方法なども紹介しています。

2017/10/5 奥剱(真砂沢ロッジから池の平山往復)

晴れ

 4時過ぎに目覚めた。空に雲は無く星が煌いているが非常に冷え込んでいてフライシートの外は霜で内側は結露水が凍ってバリバリ。テン場の蛇口も凍って水は出ない。朝食は到着時飲料用に買っておいた2Lのペットボトルの水で凌げた。
 もう一人のテント泊者は池の平には行かずに室堂に戻るという。彼の言う青空に映える剱沢の紅葉と雪渓の景観はまたとないチャンスには違いない。
 5時半に真砂沢ロッジを出発した。この先は剱沢左岸の夏道を歩く。この辺りにも雪渓は残っているが、もはや残骸といった感じだ。

霜と結露水が凍ったフライシート

霜と結露水が凍ったフライシート

大きな雪渓棚

大きな雪渓棚

大きな雪渓棚

大きな雪渓棚



 6時前、赤ペンキでハシゴ谷乗越を指示する岩があったが、実際の仮設の橋は更に下った先にあった。残雪などの状況によって剱沢を渡る場所は変わっていく。ハシゴ谷乗越を目指す場合はこうした情報も山小屋で確認しておかないといけない。
 6時半前にヘツリの桟道部に着いた。桟道を支えている太い鉄筋が曲がっている。原因が雪崩なのか濁流での岩の衝突なのか判らないが自然の力は恐ろしい。

大岩に赤ペンキの道標

大岩に赤ペンキの道標

ハシゴ谷乗越への実際の道標

ハシゴ谷乗越への実際の道標

剣沢に架かった仮設橋

剣沢に架かった仮設橋

沢そばの桟道の傾き

沢そばの桟道の傾き

桟道通過後下流側から

桟道通過後下流側から

 

 6時40分に二股の吊橋に着いた。金属製の立派な吊橋も山小屋閉めと共に撤去される。
この先から仙人新道に入るが、北股への入り口の先に三ノ窓雪渓の上部に朝日があたって見えている。いよいよ絶景の奥剱だ。

 仙人新道に入ってからはきつい登りとなる。道は黒部側を通っていて木々が開けたところで剱沢から五竜、鹿島槍方面が見えた。この剱沢の先に人が近づけない剱大滝があり十字峡に続いている。

二股の吊橋

二股の吊橋

二股で見えた三の窓雪渓

二股で見えた三の窓雪渓

仙人新道で見えた剱沢、この先に剱大滝から十字峡に続く

仙人新道で見えた剱沢、この先に剱大滝から十字峡に続く

 

 更に登って尾根筋に出ると聳え立つ八ツ峰と三ノ窓雪渓の素晴らしい景色が広がった。目指す池の平山も見えた。ここからは見上げていた八ツ峰Ⅰ峰が高度を上げるごとに八ツ峰全容の姿へ、美しく伸びた三ノ窓雪渓は小窓雪渓へと景色が変わっていった。仙人新道の尾根筋の道から池の平小屋までは移り変わっていく剱岳の風景に全く疲れを感じなかった。
8時半過ぎに仙人峠に着いた。池の平小屋への道は札の付いた紐で塞がれていた。一瞬通行止めの表示かと焦ったが、小屋の飛び込み宿泊(予約無し)には食事提供ができなくて素泊まりになるというお知らせだったので安心して通過した。
 9時に池の平小屋に到着、予定より1時間近く早いのでここで大休止、持参の菓子パンを食べながら裏剱に見とれる。池の平山の紅葉越しのモンローの唇には雪がついていないようだが際だって見えた。

尾根に出て初めて見えた三の窓雪渓

尾根に出て初めて見えた三の窓雪渓

八ツ峰上部

八ツ峰上部

(7時18分)

(7時18分)

仙人新道ベンチにて(7時31分)

仙人新道ベンチにて(7時31分)

見える雪渓は三の窓雪渓から小窓雪渓に(7時38分)

見える雪渓は三の窓雪渓から小窓雪渓に(7時38分)

(8時5分)

(8時5分)

(8時16分)

(8時16分)

池の平小屋に向かって(8時42分)

池の平小屋に向かって(8時42分)

池の平小屋に向かって(8時55分)

池の平小屋に向かって(8時55分)

池の平小屋にて(9時2分)

池の平小屋にて(9時2分)

 

 9時20分に池の平小屋を出発、池の平山までコースタイム1時間20分の距離、1時間ほどで山頂に着くと見込んでいた。森林限界を越え見晴らしの良い草地を登っていく。登り始めて1時間余り、あれが山頂かと登ると本当の山頂は更に先であり息も上がり休みながら登っていった。
11時に池の平山山頂に到着、小屋から山頂まで1時間20分ではとても無理だ。
山頂からの剱岳の雄姿は格別で疲れも吹っ飛んだ。八ツ峰から本峰北方稜線、小窓尾根に至るその岩稜には険しさと華麗さがあり『試練と憧れ』を象徴しているように思う。山頂には北方稜線を経験したという男性登山者が一人いて小窓の王や池ノ谷の頭、チンネなどを説明してくれた。僅かに剱岳本峰も見えているが、この岩稜帯のどこを登っていくのか、全く登れそうにはない。行動食を取りながらこの景色に眺め入っていた。

池の平山南峰にて八ツ峰から本峰北方稜線、小窓尾根に続く剱岳の裏の顔

池の平山南峰にて八ツ峰から本峰北方稜線、小窓尾根に続く剱岳の裏の顔

池の平山南峰にて池の平山北峰から毛勝三山、後立山連峰のパノラマ

池の平山南峰にて池の平山北峰から毛勝三山、後立山連峰のパノラマ

剱岳本峰は...(換算25mm)

剱岳本峰は...(換算25mm)

(換算58mm)

(換算58mm)

(換算158mm)

(換算158mm)

中央のやや右が本峰(換算500mm)

中央のやや右が本峰(換算500mm)

 

 12時前に山頂を後にした。下りもコースタイム通りの時間では下れなかった。
 池の平小屋まで下ってなお天気が持ち続けていた。仙人池の逆さ八ツ峰が期待出来るので平の池はパスして仙人池に向かった。
 仙人池ヒュッテには13時半過ぎに到着。剱岳は逆光となっていたが、池に逆さ八ツ峰が映る光景も見ることができた。
14時過ぎに仙人池ヒュッテを出発、後は仙人新道を一気に下り、17時前に真砂沢ロッジに帰り着いた。行動時間11時間半の長丁場の一日だったが、背中が軽かった分以上に目にした奥剱の絶景にさほどには疲れは感じなかった。
テント場には仙人池から阿曽原に下り欅平を目指す3人3張りのテントが増えていた。この日も陽が落ちてからの冷え込みは厳しく、夕食時の熱燗が心地良かった。

仙人池に映る八ツ峰と太陽

仙人池に映る八ツ峰と太陽

仙人新道にて八ツ峰に沈もうとする太陽

仙人新道にて八ツ峰に沈もうとする太陽

仙人新道ベンチにて

仙人新道ベンチにて

 

10/4 立山駅から真砂沢ロッジ       10/6 真砂沢ロッジから室堂

 

遠征記録

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パノラマ写真

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登山記録

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